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都留市教育委員会
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研修センターブログ

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残りの夏休みは子どもさんの未来を考えるチャンス

2022-08-16
コロナ禍で専門家の知見を得るのに時間がかかります
 夏休みも残り一週間となりました。ご家庭ではコロナ対策もあり、大変だっと思います。
 コロナ禍に入りすでに3年です。以前なら年度の半分を過ぎたあたりで考え始めた子どもたちの来年度のことですが、少し早めに考えないと間に合わないことも出てきています。 
 特に、就学、進学、進級についてはこれまでとはずいぶん違って、早めの対応が必要です。

<こんなことが気になったら早めの対応を>
  • こだわりが強くて、納得がいかないとパニックになる。
  • 怒りっぽい、あるいはすぐに切れる。
  • 周囲の大人の言うことを聞き入れないことが増えている。
  • きょうだいや友達とトラブルを起こすことが多い。
  • 頼み事や家の仕事、学校の宿題や学習用具などを忘れることが多い。
  • 周囲を気にせずに、物にあたったり、手に持ったものを投げたりする。
  • 落ち着いていられる時間が少ない。
  • 繰り返して経験した作業が定着しない。
  • 表情が変わらず考えがつかみにくい。

 上記のような場合には、何らかの病気や障害を抱えた結果として症状が出ている場合があります。子どもだから仕方がないとか、私も昔そうだったとか、ご家族で判断がつかずに放置してしまう危険性もあります。これらの症状が以降ずっと子どもさんを苦しめて学習不振を招いたり、生きにくさを感じさせたりするかもしれません。
 学校にはスクールカウンセラー(子どもや保護者や教職員の心のケアを主に行う:略称SC)やスクールソーシャルワーカー(問題を抱える子どもを取り巻く環境に働きかけたり、関係機関との連絡・調整を行ったりする:略称SSW)が訪問し、子どもたちや取り巻く大人たちの悩みへの対応、適切な公的機関との橋渡しなどをすることが多くあります。まずは学校に相談して、不安や疑問を解決しておくことが子どもたちの生活をより良いものにしていきます。
 当研修センターでも学校関連を中心に相談を受け付けております。しかし、その先で必要となる関係機関への相談や医療機関への受診により時間がかかるようになりました。専門家による発達検査や専門的な小児科医師の受診などは、数か月待ちとなることも常態化しています。早めの対応が望まれます。

 残された夏休みは、お子さんの未来を考えたり相談したりする好機です。

22年7月19日 第2回都留市・小中学校生徒指導研究委員会 実施

2022-07-27
1学期のまとめと学習会
 7月19日(火)、第2回都留市小・中学校生徒指導研究委員会を開催しました。校長会代表、教頭会代表、小中学校代表各校1名、研修センター2名の参加です。1学期末の慌ただしい時期でしたが、対象者全員参加での研究会となりました。学習会、1学期の各学校の取組の成果と課題、都留市全体の取組についての順に進みました。
 ここでは、学習会の内容をお知らせします。特に重要なのは、児童虐待防止法において、学校は児童虐待が疑われる場合には通告しなくてはならない、つまり学校には通告義務があることでした。

<学習会>
タイトル 児童虐待に関わって
内  容 児童虐待の予防・認知・対応に関わって学校が把握しておくべき事柄
1 虐待の種類
  • 身体的虐待(殴る、蹴る、叩く、投げ落とす、激しく揺さぶる、火傷を負わせる、溺れさせる、首を絞める、縄などで一室に拘束させる など)
  • 性的虐待(子どもへの性的行為、性的行為を見せる、性器を触るまたは触らせる、ポルノグラフィの被写体にする など)
  • 心理的虐待(言葉による脅し、無視、きょうだい間での差別、子どもの目の前で家族に暴力をふるう(DV)、きょうだいに虐待行為を行う など)
  • ネグレクト(家に閉じ込める、食事を与えない、ひどく不潔にする、自動車の中に放置する、重い病気になっても病院へ連れて行かない など)
2 虐待が子どもに与える影響
  • 身体的影響      愛情不足から成長ホルモン抑制へ、そして成長不全
  • 知的発達面への影響  安心できない環境から登校もままならず、知的発達が十分に得られない
  • 心理的影響      愛情不足・愛着形成未経験から他者を信頼できず自己肯定感も持てず、攻撃的・衝動的に
3 学校で虐待に気づくポイント
  • 登校・下校時の様子
  1. 衣類頭髪の汚れ(毎日同じ服、季節感のない服、臭う など)
  2. 不自然なアザ、ケガ、火傷がある
  3. ケガの理由をごまかす、つじつまが合わない
  4. 遅刻が多い(生活リズムが崩れている)
  5. 下校時、家になかなか帰りたがらない
  • 生活の様子
  1. 教室からの立ち歩き
  2. 落ち着かない態度
  3. 大人が腕を上げただけで、頭を抱えて防御姿勢をとる
  4. 叱っていなくても「ごめんなさい」や「怒らないで」と言う
  5. 甘えたり、怒ったりと感情の起伏が激しい
  6. 「いや」、「触らないで」などの拒絶の言葉が多い。
  7. 乱暴な言葉遣い、大人への反抗的な態度
  8. 元気がなくて活動に参加できない、無気力、無反応、無表情
  9. 自分を守るためにうそをつく
  10. 異常な食欲、朝から空腹を訴える
  11. 着替えを嫌がる、傷を隠そうとする
  • 身体測定・内科検診・歯科検診時の様子
  1. 身長・体重が変化なし、または極端に減少する
  2. 虫歯が多い、虫歯の治療がされていない
  3. 検診の時は欠席する
  4. 再検査があっても、病院へ受診させない
  5. 身体測定・内科検診・歯科検診時の様子
  • その他
  1. 体調不良時、保護者へ連絡をしても緊急性を感じていない
  2. 連絡がなく欠席がある、長期欠席をする
  3. 保護者と連絡が取りにくく、家庭訪問や懇談のキャンセルが多い
  4. 必要な持ち物を促しても持ってこない、不衛生なまま持ってくる
  5. きょうだい間の接し方や関わりに差がある
  6. 保護者が精神的に不安定で、子どもの養育状況に不安がある
4 通告義務 児童虐待の防止に関する法律(児童虐待防止法)より抜粋
(児童虐待の早期発見等)
第五条 学校、児童福祉施設、病院その他児童の福祉に業務上関係のある団体及び学校の教職員、児童福祉施設の職員、医師、保健師、弁護士その他児童の福祉に職務上関係のある者は、児童虐待を発見しやすい立場にあることを自覚し、児童虐待の早期発見に努めなければならない。
2 前項に規定する者は、児童虐待の予防その他の児童虐待の防止並びに児童虐待を受けた児童の保護及び自立の支援に関する国及び地方公共団体の施策に協力するよう努めなければならない。
3 学校及び児童福祉施設は、児童及び保護者に対して、児童虐待の防止のための教育または啓発に努めなければならない。
(児童虐待にかかる通告)
第六条 児童虐待を受けたと思われる児童を発見した者は、速やかに、これを市町村、都道府県の設置する福祉事務所若しくは児童相談所または児童委員を介して市町村、都道府県の設置する福祉事務所もしくは児童相談所に通告しなければならない。
2 前項の規定にある通告は、児童福祉法第二十五条の規定による通告とみなして、同法の規定を適用する。
3 刑法の秘密漏示罪の規定その他の守秘義務に関する法律の規定は、第一項の規定による通告をする義務の順守を妨げるものと解釈してはならない。
第七条 市町村、都道府県の設置する福祉事務所または児童相談所が前条第一項の規定による通告を受けた場合においては、当該通告を受けた市町村、都道府県の設置する福祉事務所または児童相談所の所長、所員その他の職員及び当該通告を仲介した児童委員は、その職務上知り得た事項であって当該通告をした者を特定させるものを漏らしてはならない

22年7月14日 中学校演劇音楽鑑賞会実施

2022-07-19
劇「夏の庭」 人の死を見つめながら、「生きていくこと」を真剣に考えさせられました
校長先生のお話 この機会でみんなの未来が変わるかも・・・
中学生と同年代の主人公たち
舞台の背景に画像投影
場面転換があっという間に

22年7月12日 都留市・小中学校外国語教育研究委員会第1回全体研究会 実施

2022-07-20
各校代表、小学校英語専科教員、教育委員会、研修センター 参加
 7月12日(火)、都留市小・中学校外国語教育研究委員会 第1回全体研究会を開催しました。本来は多くの先生方に参加していただきたいのですが、感染症防止の観点から各小・中学校代表、小学校英語専科教員、教育委員会と研修センター参加での開催です。
 講演会講師を前・教育事務所指導主事(中学校英語科)にお願いしました。学期末で忙しい時期の開催ですが、有意義に学習が進みました。

テ ー マ  小中学校のスムーズな連携
~ 外国語活動・小学校外国語科・中学校外国語科の各段階で
(共通に)押さえておくことや注意点 ~
講演内容 1 「こうなってほしい」と考える授業者(研修参加者)の姿
1)小・中学校の外国語にかかわる連携にかかわる重要事項を理解している。
*重要事項 外国語にかかわる学習指導要領の目標や内容とそれらの連続性
CAN-DOの思想・原理
目標と評価規準の重要性
目標に準拠した逆向き設計
第二言語習得
パフォーマンス課題(評価)
音声と文字の関係性・つながり及びその指導原理   等
2)小・中学校の外国語にかかわる連携にかかわる重要事項を理解している。
3)上記内容の理解に基づいて、授業をデザイン・運営(授業進行及び指導と評価を一体化させた児童生徒への学習支援・指導を)する技能を身に着けている。
4)児童生徒の人間的成長を促し、自らの人生及び社会をより良いものにする力をつけるために、児童生徒にとって深い学びとなる、英語教育の根拠に基づいたより良い授業について、1)の内容を自らが行う実際の授業づくりを振り返りながら関連付けて捉え、校種をこえて都留市の子供たちを育てる者同士という同僚性を発揮しながら、自分の言葉で考え、伝えあっている(伝えあおうとしている。)。
 
2 資質・能力を育成する授業のための目標(授業設計図)とは?
これまでの「本時のねらい」
「I think (that) ~. を使って、自分の思ったことや考えたことを表現することができる。」
 想定する対話例:
  A:What (which) is the best season?
      B:I think(that) summer is the best season.
      A:I see.
 
しかし、思考・判断・表現を主な評価の観点として、ねらいを改訂すると
「日本に来た外国の人に日本の良さや美しさを紹介するために、日本の四季や四季にかかわる話題について、簡単な英語を使って自分の気持ちや考えなどをやり取りすることができる。」【話すこと(やり取り)】
 I think (that) ~. に言及していないが、学習者が場面の中で自らの判断により自然にその言語材料を使えるような授業設計をする。「~を使って話そう」というように言語材料を先に指定してしまうのはコミュニケーションとは言わない。あくまでも、伝えあいたい内容やメッセージが先である。
 
3 CAN-DO の思想・原理はどこから?
  • 一つのヨーロッパとしてまとまる複文化主義を複言語主義から
  • ヨーロッパでは複言語主義の裏打ちとして3言語程度の習得を推奨
  • ヨーロッパのすべての言語に適用できるような学習状況の評価や学習の道標、指導の方法などを提供するCEFR/CEFR-J
  • CEFR/CEFR-J を介して、様々な外国語関連の各資格や検定試験と能力の対照が可能
  • CEFR/CEFR-Jの考えを生かして、「実際の人生や生活の中で、言葉を使ってどのようなことを、どのような程度まですることができるのか」について記述した「能力記述文(CAN-DO ディスクリプタ)」を集めてリストにしたものがCAN-DOリスト
 
 ほかにもたくさんの指導をいただき、細部にわたって中身の濃い学習ができました。

22年6月28日 社会科副読本改訂作業

2022-07-04
出版社打ち合わせ
         たくさんの資料を前に
 都留市の小学校では3・4学年の社会科を中心とする地域学習の教材として社会科副読本を活用しています。名前は「わたしたちの都留市」です。わたしたちの都留市は5年に一度改訂されており、2年間で作業を行います。次回は令和5年4月1日発行ですから、令和3年度と4年度の2年間で改定作業を行い、現在大詰めの段階です。
 今日は東京の出版社の方が研修センター会議室にて各学校の社会科副読本編集委員の方と個別に打合せを行いました。ここで打ち合わせがうまくいかないと、再度の打ち合わせとなります。本日は、皆さんの努力のおかげで最終確認が取れました。これから2度の校正作業を経て、印刷・製本に入ります。
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